とても希少な中古F/Bフルダブルホルン（黄ベル・ワンピース）です。このホルンは私が以前より丁寧に保管していた楽器になります。新しくホルンを購入する為に、この楽器をお譲りいたします。職業柄（フリーのプロホルン奏者）ホルンの性能や状態についても以下にお知らせ致しますのでご安心ください。この楽器は1950年代ごろに旧東ドイツにてBoosey & Hawkes社にてGERHARD SCHNEIDERモデルとして、アレキサンダー103タイプにとても似たモデルとして作られております。しかもこの楽器は古いハンドメイドの楽器によくある一枚のいちょう型の金属を型にはめて何度も叩き加工したベル「一枚取り（いちょう取り）」によって制作されています。やはり現代のホルン（二枚取り）ではない、ベルの振動や響きを感じやすいホルンになります。アレキサンダーほどではありませんが、思いのほかのベルの薄さにも魅力に感じます。吹奏感としては、現代の楽器の約60～70万円クラスのホルンの性能と同じ程度の楽器であり、音程、響き、また高音域から低音域まで申し分なく演奏できる楽器です。やはりアレキサンダー103のような巻き形状でもあり、同じような特徴を持った吹奏感になります。ベル部分の凹みは全て修理済みで、内部洗浄や磨き作業、またロータリー洗浄と調整（新しい紐に取り換え済み）も行っていますのでご安心頂きたいのですが、マウスパイプに少しの凹みがございます。ご了承ください。（試奏しましたが演奏には全く問題ございません。）また、こちらの楽器にはFチューニング管に付ける替え管があります。元々のケースはとても古く使いにくいので新品同様のワンピースケースをお付けいたします。私自身は日頃アレキサンダー103Mを使いますが、やはり4番ロータリーが大きい103モデルの形状には独特の艶やかな響きや気持ちの良い吹奏感（抵抗感）があります。このSCHNEIDERモデルは恐らく現代の60～70万円クラスの楽器にはないようなアレキサンダー103とどこか似た吹奏感もあります。個性あるビンテージホルンはいかがでしょうか？なお、こちらの楽器はノーラッカー仕上げのホルンになります。鹿革（セーム革）で日頃より手入れされますと、とても良い色艶になります。修理代、セミハードケース代、運送代等込みのお値段とさせて頂きました。